サイズ：カップ 径10,5cm 高7,5cm　ソーサー 径16,5cm 高2,0cm

一度見たら忘れない下和弘さんのカップ＆ソーサー。
下さんは、伊賀で作陶する作家。作る器は、次々に作風や絵柄が変わっていきます。定番はなく、下さんの定番、らしさ・・をしいて言うなら、とにかく裏も表も上も下も絵を描くこと。そして使いやすいこと。
使いやすいことが全てではありませんが、戸棚の奥にしまい込まれないためには、ある程度の扱いやすさ、軽さが求められるのです。それをどんな形の器でも満たしているのは、下さんのすごいところ。遊び心いっぱい、チャレンジ精神満載、楽しさと思いやりも忘れていません。
このカップアンドソーサーが作られた時期、下さんは「きのこブーム」だったのだと思います。大きめカップは、朝のカフェオレなどにぴったりです。ソーサーは凹みがないので、お皿として独立して使えます。持ち手は、指を入れて入れやすく、持ちやすく、安定するフォルム。大きめカップに中身たっぷりでも、安心の安定感です。口当たりは少しだけ外に開いた縁がくちびるに優しい。お皿もカップも裏まで絵が描かれていて、ひっくり返して洗う時も楽しい。

下 和弘（しも かずひろ ）
1971年　大阪・交野市生まれ
1995年　佐賀県立有田窯業大学校研究所卒業
　　　　蟹江良二氏に師事
1996年　三重県伊賀市にて独立
個展・グループ展多数